用船者向けに設計されたClassⅠおよびClassⅡでは、船舶遅延により、用船者の皆様が負担することになった経済損害(追加で負担することになる用船料)をカバーします。
船舶の外で発生した事故を原因として船が遅延した場合はオフハイヤーが成立せず、船舶の運航ができないにもかかわらず用船者は用船料を支払い続けなければなりません。ClassⅠおよびClassⅡではこのような遅延のために追加で発生した費用について保険金が支払われます。

ClassⅠ& ClassⅡ:加入船舶外に生じた事由による遅延

ClassⅠおよびClassⅡは加入船舶の外、主として陸上で発生した事故により遅延が生じた場合の遅延損害について補填します。(加入船舶に直接の影響を生じない事由による遅延損害)
ClassⅠは対象となる事故が発生している間の遅延損害、ClassⅡは対象となる事故が発生した後の異常な船混みなどの間接損害について担保します。

ClassⅠ& ClassⅡの支払要件

下記の一定の事由による船舶の遅延によって被る損失について保険金が支払われます。

  • ストライキおよびそれに類する行為
  • 港湾労働者のストライキ(港湾労働者、行政官、税官吏、水先案内人、水門管理者)
  • 陸上の労働者のストライキ(鉱山労働者、工場労働者等)
  • トラック運転手、漁業労働者による封鎖
  • 陸上での火災、爆発、機械の故障(港湾、鉄道設備等)
  • 自然災害:嵐、暴風雨、洪水、地震、火山噴火
  • 港湾当局者による水路の部分的または全面的封鎖
  • 港または水路の物理的障害物

支払例

具体的には下記のような事例において保険金が支払われます。

  • 荷物の出所である工場の労働者がストライキを起こし、操業が停止したために荷物の到着が遅れ、船舶が遅延した。
  • 鉄道・道路等、港への輸送路ががけ崩れにより寸断され、貨物の港への輸送に障害が発生し、船舶が遅延した。
  • 暴風雨により、港湾の設備が損傷し、荷物の積み下ろしが滞ったため遅延損害を被った。